ハンク親友をぎざぎざにしなさい

なんとなく目指すぜ年間100本。学も教養もないフリーターが、観た映像の感想を忘れないようにメモするよ。

3.LOOPER

「LOOPER」

監督:ライアン・ジョンソン

公開:2012年

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あらすじ(LOOPER/ルーパー - Wikipedia)

舞台は2044年カンザス州、ジョーは未来の犯罪組織の依頼で過去にタイム・トラベルしてくる標的を処理する殺し屋、通称「ルーパー」だ。しかしある依頼で処理することになったのは、30年後の未来からやってきた自分自身だった。未来の自分を殺せずに取り逃がしてしまったジョーは、彼が標的にしている相手が30年後に未来の犯罪王「レインメーカー」となる幼い子供であることを知る。

 

メモ

設定がすごく面白い。

始めに主人公が30年後の自分を取り逃がしてしまう。しかしそれは目の前に現れた未来の自分が、今まで殺害対象だった人間達と違い、目隠しもさせず身動きも取れる状態だったから。

なぜ未来の自分が、その状態で現在に送り込まれたのかがまず不思議だった。

その後場面が変わり、主人公が未来の自分を仕事通りに殺害できていた世界線。そこでは主人公は残り30年の人生を仕事から足を洗い、上海で過ごそうとする。そこで出会った女性と恋に落ち幸せな人生を歩む。しかし未来では「レインメーカー」により「ルーパー」は過去へ送り込まれ自身に殺害されていた。30年後の主人公も狙われ、女性は殺されてしまう。

そうして、未来の主人公は「レインメーカー」を殺害する為に過去へ行くことに。

一度未来の自分を殺した主人公が30年後に、「ルーパー」である過去の自分の元へ送られる。ぐるぐる回っていてややこしい。現在は時間の流れは一直線だから、どこかで時間が止まれば(主人公が死ぬ)それで終わりだけど、タイムマシンの存在によって、未来が変わったりそれが過去に影響したり。不思議な感覚だと思った。

 

最初は幼少期のレインメーカー「シド」のことが少し苦手だったけど、普通に幼い普通の子供で良かった。どうして「レインメーカー」は、一人で未来の犯罪組織を束ねることが出来たのかって所もちゃんとわかって良かった。

 

未来の主人公が現在の主人公にガキだとか自己中だって、説教してるシーンがあったけど話が進むにつれて若干未来の主人公もわからずやな感じはあった。

 

あと一番始めに未来の自分を取り逃がしてしまった男の人、すごく可哀想だった。男の人の体を痛めつけると、それが未来のその人の体に影響を与える。それを利用して逃げ出した未来人をおびき寄せるシーンはすごく怖かったしショッキングだったなあ。

2.ブライト

「ブライト」

監督:デビッド・エアー

公開:2017年

 

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あらすじ(ブライト : 作品情報 - 映画.com)

はるか昔から人間と他種族が共存してきた世界。ロサンゼルスで警察官として働く人間ウォードとオークの相棒ジャコビーは、夜の巡回中に謎の少女と出会い、魔法の杖「マジック・ワンド」の存在を知ったことをきっかけに、地球の運命をも揺るがす巨大な事件に巻き込まれてしまう。種族間の衝突を乗り越え、正体不明の敵と戦いながら事件の全貌に迫るウォードたちだったが……。

 

メモ

舞台は現代だけどオークやエルフ等、様々な種族が存在している世界。エルフは富裕層でオークは虐げられているみたい。

現代の様々な差別を、テーマの一つにしている作品らしい。黒人のウィルスミスが主人公なのも意図があるんだろうなあ。

 

正直、いちいち出てくる単語「ワンド」だとか「インファーニ」が全く理解できなかった。終盤になんとなくわかった程度だった。ちゃんと聞いてなかったのかも。

 

種族ってめんどくさいな。こんな状況で差別って問題が出てきちゃうもの?って思ったけど、現代だってそうゆうものかも。

 

魔法に特化した特殊警察がいたんだけど、すごく意味ありげに出てきた割には活躍したようには見えなかった。

主人公たちと絡むこともあまりなかったし。立場は警察だけど、キャラクターとしては良い人でも悪い人でもないからよくわからない感じになったのかも。

 

オークの「ニック」は少し天然というか、抜けているような所もあるけど、まっすぐで熱かった。「ウォード」の人柄もリアルだった気がする。差別的な意見を言ってしまうこともあるけど、それが全てではなくて種族が個人とはまた別だってこともわかってる。共感する所も沢山あった。

 

あとアクションがすごくかっこよかった。身軽だった。

 

1.スノーピアサー

学生の頃に1年で100本映画を観るぞ。って言ってたけど、結局98本くらいで終わったのを思い出した。

改めてなんとなく今年の目標というか、やりたいことのひとつにしようと思った。今まではノートに雑に感想を書いていたけど、かさばるし引っ越ししてペンも何もないからここにメモしていく。

 

でもまったく映画の知識も熱意も学もない。正直、自分にとって映画は現実逃避の手段のひとつな気もする。てか100本きつくね?学生の頃に無理だったんなら今は余計に無理なのでは?

これで達成できなくて微妙な気持ちになるのも嫌だな。 書くこと思いつかなかったら適当にメモするだけにしよ。やるぞ〜〜。

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「スノーピアサー」

監督:ポン・ジュノ

公開:2014年

 

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あらすじ(スノーピアサー - Wikipedia)

2031年地球温暖化を食い止めるべく散布された化学薬品によって、全ての陸地が雪と氷に覆われてしまった世界。わずかに生き残った人類は、動き続ける列車「スノーピアサー」の中で暮らしていた。だがそこでは前方車両に住む富裕層が全てを支配し、最後尾に住む貧困層は奴隷同然の扱いを受けていた。そんな中、貧困階級のカーティスは自分達を苦しめる理不尽な支配に立ち向かうべく、仲間と共に反乱を企てる。

 

メモ

見始めは正直、結構説明がないんだなと思った。主人公のこともよくわからないまま、当たり前のように反乱企ててますって感じだった。

ところどころコメディなのかなって思ったりもしたけど、そうゆう作品ではないらしい。

先頭車両を目指して進んでいくんだけど、途中の覆面の男だらけの部屋はなんだったんだろ。扉を開けると覆面の敵が大量にいて、そいつらとの戦闘シーンが入るんだよね。でもその前に覆面たちがわざわざ魚を持ってきて、主人公たちへ見せつけるように斧で切るんだけど、ふざけてるのかと思った。

あと、主人公の「カーティス」がだいぶ薄情でびびった。仲間の「エドガー」が人質に取られても敵を追いかけたシーンを観た時は、それでも他にも沢山いる貧困層の人たちを思って断腸の思いだったんだろうと自分に言い聞かせた。

でもそのあとにカーティスが自分の過去を語るんだけど、カーティスが飢えて赤ちゃんだったエドガーを食べようとした事、それを止めようとしたエドガーの母親を自分は殺していることを泣きながら語り出した時はだいぶ動揺した。

それを踏まえた上で見殺しにしたんかいこいつ〜。

 

終盤、列車の創設者「ウィルフォードと主人公が対峙してからはすごく面白かった。

人間の数を管理する為にわざと反乱を起こさせていた。この列車が今の人間たちにとっては自分の世界になっている。

設定は未来だけど「列車」ていうこんなに狭くてどこかアナログな響きのある場所で、人間の個体数が人間によって管理されているって変な感じ。

 

全体を通して設定が面白かったし、好きなシーンもいくつかある。上記のカーティスが過去を語るところも好きだった。カーティスやばいなって感じで。

カーティスの仲間の子供が序盤に攫われちゃうんだけど、どうして攫われたのかって事実にもドキッとした。子供をとるか列車をとるかってシーンでは、正直カーティスなら列車取りそうだなって思いながら観てた。

好きなキャラクターもいるし。いい感じだった。

 

正直いつも何見ても面白いとしか思わないから、あんまり意味のある感想じゃないな。